今日は、べるおさんを動物病院に連れて行きました。
最近、耳を痒そうに掻いている所を度々見かけて、気になっていたからです。
耳の中は綺麗だけど、耳ダニでも居るのかな…?と思い。素人判断は良くないので、取りあえず、病院に連れて行きました。
診察結果は、耳の中は問題がなかったんですが。
先生曰く。
耳を掻くのは、ただ耳の中が痒いのだけが原因ではないらしく。
目の上や、耳の周囲、頬から首にかけて、湿疹が原因で掻いている場合もあるそうです。
幸い、べるおさんには湿疹は見られず。
可能性として、今後、赤いブツブツが出てきたりする事があるかも知れませんって話で済みましたが。
経過観察はするように言われました。
あとは、予防接種の相談と。ノミダニ予防のお薬の相談と。健康かどうかの軽いチェックをお願いしました。
今日の動物病院は混んでいて。
1時間くらい待っていました。
待合室には私を含め、4人の人が居て、そこへ新たに一人、幼子を抱っこ紐で抱っこして小さなワンちゃんをリードで連れたお母さんがやってきました。
小さいワンちゃんだなぁ〜この大きさで成犬なのかなぁ〜?と思って、受付しているそのお母さん達の方を眺めていました。
すると、来院早々、ワンちゃんが少し吐いてしまったんです。病院なんだから体調不良の動物が来るのは当たり前な訳ですが。
私は少し動揺。ワンちゃんからお母さんの方へ視線を上げました。しかし、お母さんは受付の人と話し込んでいて全然気付いていない。
どうしたものかなぁ…吐いてますよって言うべきなのかな…と考えていると。お母さんはワンちゃんが吐いたことに気付いて、受付の人に伝え、片付けが始まりました。
ホッとひと安心する私。
片付けが終わった後、話の途中だったのか、また受付の人と話し始めたお母さん。
そうすると、ワンちゃんが今度はいきみ始めました。
ウンチしそうなポーズだな…と、また内心ハラハラしながら眺めていた私。
するとそのワンちゃんのおしりから、血がポタ…ポタ…と落ちたのです。
え?!となり私は動揺しました。
お母さんは会話中でまた気付いていません。
コレは言ったほうがいいのか…どうしよう…と思って眺めていると、ワンちゃんが落ちた血をペロペロ。薄くなった痕跡。。。
そのお母さんはどうやら新患さんだったようで、受付に時間がかかっていたようでした。
受付の人と話し込んでるお母さんの横で、何度となく、いきんでるワンちゃん。
その度に床にポタポタ血が落ちていくけれど、お母さんは全く気付いていない。。。
やっと受付を済ませたお母さんが振り返り、待合室に向かって歩き始めました。が。ワンちゃんのほうに視線を下げないから、おしりの血に気付く様子がない。
私は入口付近に座っていました。
思わず。。。あ、あの、ワンちゃん…お尻から血が…と言ってしっまったのです。。。
え?となるお母さん。
床にはポタポタポタ…と複数の血痕。
すぐさま、受付の人にスミマセーンと声をかけるお母さん。しかし受付の人が居ない。さっきまで居たのに、新患の事務処理なのか席を外していて、声をかけてもなかなか戻って来ない。
ちょっと気まずい時間。気まずい私。
クレームのつもりで言った訳ではないのです。
でもお母さんを追い詰めてしまったのかもしれない…と後悔したんです。
受付の人が戻ってきて、お母さんがティッシュくださいと言うと、受付の人が気付いて、片付けますから大丈夫ですよと話していました。
片付け終わる頃に、お母さんは外で待ってます…と、この寒空の下、幼子とワンちゃんを連れて出て行こうとしました。
慌てて止める受付の人。
「お車などでご来院ですか?お車の中でお待ち頂いても大丈夫ですよ?」
「…いえ、歩きです。」
「え…。お外寒そうですけど…お子さん小さいですし…大丈夫ですか?」
「大丈夫です。」
「そうですか…。個室が今、使用中で…。空いたらまたお呼びしますね…。」
「…はい。」
病院から出ていくお母さん。
私はなんと声をかければよいのか、あたふた考えながら混乱してました。
そんなつもりで、血が…って言った訳ではないんです。だから居てください!
そう、ひと言、言えれば状況は変わったでしょうか…。
お母さんがどう感じて、どう考えて、結果、「外で待ってます…。」と言われたのか…真相は分かりません。
が、私の余計なひと言がなければ、外で待ってますの言葉は無かったのではないか?!という後悔が付きまといます。。。
お母さんが自分で、ワンちゃんのお尻から落ちた血に気付くまで黙っておけば良かった。。。
そうしたら状況は違ったかもしれません。。。
私のひと言があったせいで、相手に余計なプレッシャーや気遣いを与えてしまったのではないでしょうか。。。
口は禍の元…と申します。
事実を事実をとして相手に伝えたかっただけですが、それが濁らず真っ直ぐ相手に届くとは限らない。
特に病院というデリケートな場所では、下手に他人様に声をかけるものではないな…と反省しました。
今度からは黙って行く末を見守ろうと思います。。。
『今日は、わし、なんや疲れたわ…。』
『久しぶりに、病院、行ったさかいになぁ…。』
『クーン、クーン…鳴いとるイヌハンばっかりで。聞いとられへんかった…。』
『その点、わしら、ネコの賢いこと言うたら無いで。』
『ネコハンは、そらもう、おとなしゅうてな。わしも、おとなしゅうしとったやろ?せやろ?ほんま、ネコハンは偉い!』
……ビビってたんじゃなかったんや…。
『ン゙ナッ?!…そ、そんな訳あらへんやん!』
そか…。
『そーやで。かぁちゃん…黙っとくんやろ?口は禍の元…なんやろ??』
...ハイ、ソウデスネ、スミマセン...。
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